理事長ご挨拶
◇医療法人はるかのホームページにお立ち寄り頂きありがとうございます。
◇医療法人はるかは平成24年9月に、在宅支援診療所「桃園公園クリニック」および「住宅型有料老人ホーム メディカルビレッジ桃園」を設立したところから始まりました。当時は政策にて入院日数が短縮され引き続き医療が必要な患者様は行く場所がない状態でした。在宅や施設の医療が整備されていない状態でした。救急の病院に医師として勤務していた私は、施設に入所されているご高齢の方々が度々救急車で来院されるという光景を目の当たりにしました。入院しても長期入院が適わず退院先を探し、居場所を求めて点々とする方もおられました。その際は当然ながら患者様およびご家族様の負担も多く、次第に私は自身の行う医療のありかたに疑問を抱くようになりました。
◇そこで、ご自分の住まいで安心して介護が受けられるだけでなく、医療の必要な方でも最期まで自分らしい生活を送ることができる施設を創りたいと考えました。そして北九州市で初めて、同一法人内で訪問診療や往診を行い、もし状態が悪くなった時にも住み慣れた同じ場所で最後まで生活を送ることができる施設を創りました。これが「住宅型有料老人ホーム メディカルビレッジ桃園」です。
◇事実、在宅医療という環境が整えばご自分の住まいでの生活や最期を希望される方が多く、そのような方々にも医療・介護の両方で支援させていただいています。さらに平成31年には「住宅型有料老人ホーム メディカルビレッジ陣山」と「住宅型有料老人ホーム メディカルビレッジ千代ヶ崎」を開設し、より一層、在宅医療の充実を図っています。
◇平成27年2月には、小倉北区下到津の「聖ヨハネ病院」を事業継承いたしました。この病院は癌をはじめとした疾患の心と身体の痛みを除く「緩和ケア」の病院です。今や、一生のうち2人に1人は癌に罹患する時代となり、癌は緩和ケアや統合医療などの発展によって外科的治療や化学療法などを行う「死」の病から、統合医療や「共存共栄」する病という捉え方に変わってきています。
また、「緩和ケア病棟」はかつての「ホスピス」の概念とは違い「そこで最期を迎える」とのではなく心身の痛みを除き自宅で暮らしていただく在宅生活、社会復帰の準備を目的としております。
◇そして令和2年2月には新たに、「聖ヨハネ病院」を北九州市八幡西区に新築移転し「桃園公園クリニック」を合併、19床の地域包括ケア病棟を増設いたしました。これにより癌だけではなく様々な疾患の診療、トリアージ、入院加療が可能となりました。
◇人生は年齢によって様々な段階があり、その時期その時期の医療や介護の必要性は様々に変化します。当法人は創立から現在まで一貫して在宅医療を手がけてまいりました。患者様、利用者様、ご家族様にご自宅や施設で自分らしく安心して過ごしていただくために、医療・介護のチームの教育、さらなるサービスの向上に努めてまいります。
医療法人はるか 理事長 福永 源太
外来名 ー 救急科(初診)内科、循環器内科、呼吸器内科(再診)
専門性 ー 慢性疾患の管理や急病や外傷等、救急疾患の診断・治療を行います。
資 格 ー 日本救急医学会認定救急科専門医・日本禁煙学会認定指導医
経 歴 ー 鹿児島県曽於郡大崎町出身
1990年 鹿児島県立鹿屋高校 卒業
1994年 国立九州大学工学部機械工学科 卒業
国立九州大学大学院高エネルギー物質科学専攻
2001年 国立島根医科大学(現島根大学医学部) 卒業
趣 味・特技 ー 剣道,筋トレ