医療法人 はるか

2023年コロナ診療について

新型コロナウイルス第8派時、政府の行動制限がなくなり政府発表のコロナウイルス感染者が現場の医療の逼迫の乖離が明白となっています。

当院は新型コロナが国内にて蔓延して以来、発熱外来や新型コロナ病棟の取得にて我が国始まって以来の国難に立ち向かってきました。オミクロン株の特徴はインフルエンザには見られないクラスター化を考えると感染力の強さがうかがえます。弱毒株と言っても多数の感染者をもたらし過去最高の死亡者を数えることとなっています。

当院では現在8床の新型コロナウイルス病床を運用していますが、ほぼ満床でありオーバーベッドは日常茶飯事です。

令和4年から令和5年にかけての年末年始の発熱外来は予想を上回る問い合わせの電話が終日鳴り響き、時にはパンクするような状態でした。現場では看護、事務、医師が歯を食いしばって発熱で困って頼ってきた患者様を支えました。医療圏外や県外からの受診もかなりの数を数えました。政府は経済的効果を優先し行動制限を行わない方針をとりました。それはいいのですが、結果として事前にわかっていた医療機関の切迫に対しての対応が杜撰で結果は今説明した通りです。一部医療崩壊と言っても過言ではありません。

地域の基幹病院は急患の受け入れをストップし救急車を断られた、13件断られて当院に来られた方もいました。

私たちはこのような困った方々を最後まで見捨てません。

遠くから近くから当院に受診に来られた方々にできる限りの医療でこたえたいと思っています。

そして、当院の方針に賛同いただき一緒に戦ってくれる当院の職員を誇りに思います。協力していただいた関連施設の職員に感謝いたします。

地域包括ケアシステムは感染対策なしには成り立ちません。

慣れない中で患者様にはご迷惑をおかけすることもあると思いますがどうかご協力お願いいたします。

 

聖ヨハネ病院 院長 本島由之

医療法人はるか 理事長 福永源太

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